『過去と未来を旅する校外学習』を実施しました

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『過去と未来を旅する校外学習』

6月14日は校外学習で大阪吹田の万博記念公園とエキスポシティに行ってきました。今回のメインイベントは「太陽の塔」の内部見学です。太陽の塔は1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として、母の塔・青春の塔・大屋根とともに建設されました。今では大坂城、通天閣と並んで大阪のシンボルとなっている太陽の塔ですが、当初の計画では万博の会期終了後は他のパビリオン同様、取り壊される予定であったものが、保存を求める強い世論に押される形で存続が決まったそうです。

「岡本太郎に過去はない」と過去の自分の作品にこだわりを持たないことで有名であった、総合プロデューサーの岡本太郎氏にとっても太陽の塔は特別だったようで保存に熱心に関わっています。半年の会期中、のべ入場者数6,400万人、迷子の数だけで22万人「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、77ヵ国が参加し、戦後、高度経済成長を成し遂げアメリカに次ぐ経済大国となった日本の象徴的な意義を持つイベントであった大阪万博の息吹を感じてもらえればと思います。

大阪万博のシンボル「太陽の塔」
大阪万博のシンボル「太陽の塔」
内部から撮影「太陽の顔」
内部から撮影「太陽の顔」
裏側の「黒い太陽」
裏側の「黒い太陽」

創立4年目となった今年は生徒数も増え、通学範囲も奈良県全域と京都府下から登校している生徒もいて、片道4時間の行程は少しきついかなと思って逡巡していたところ「思い切って決行」しましょうと生徒たちの頼もしい声に後押しされて実施の運びとなりました。学校行事の目的の一つは土地勘や地理感覚を自然に身に着けてもらうことにありますので、学院の行事は貸切バスは使わず、出来るだけ電車等の公共交通機関を使うようにしています。

卒業までには「森ノ宮?鶴橋で環状線に乗り換えて二駅目、なるほど」くらいの感覚は持ってもらいたいとの考えです。特に奈良県は奈良府民と通称されるように、高校卒業後は県外に通学・通勤する人の割合が非常に高い地域だけに必須の知識とも言えます。もちろん教員は同行しますが、一行の最後尾は敢えて教員ではなく3年生が固めて大和高田を出発します。

岡本太郎氏の「生命の樹」
岡本太郎氏の「生命の樹」
太陽の塔「地下の太陽」
太陽の塔「地下の太陽」
失われた地下展示
失われた地下展示

今回の行程は大和高田駅から近鉄上本町駅で大阪メトロに乗り換え、大日駅でさらに大阪モノレールに乗り継いで太陽の塔を目指します。太陽の塔は予約制のため学院の行事としては珍しくタイトな行程でしたが、万博記念公園駅に予定通り到着、外観は後でゆっくりと見学することにしていざ入場です。万博閉幕後、約50年間人目に触れることのなかった空間です。写真や映像で見たことはありましたが、内部空間は幻想的で圧倒的迫力、やはり芸術や音楽は実際に体感するのがベストです。

2025年に開催予定の大阪万博のためのオブジェと言っても違和感のない前衛性です。スペースデザインとかインスタレーションという言葉がありますが、まさに空間全体がデザインされていることを体感できる作品群です。惜しむらくは地下のスペースが埋め戻され、作品は行方不明となって、一部が復元されているに留まる点ですが、それでもこのクオリティーの高さ、日本の伝統的な芸術ではなく、シュールな前衛芸術を博覧会の顔とした、当時の日本人の意気込みが伝わってくるようでした。芸術家岡本太郎氏の最高作の一つとして名高い「生命の樹」は生徒たちにも大変好評、奈良からはるばるやって来た甲斐があるというものです。

エキスポシティ
エキスポシティ
VR「VSPARK」
VR「VSPARK」
都市型ミュージアム「ニフレル」
都市型ミュージアム「ニフレル」

さて、後半は万博記念公園に隣接する大型複合施設のエキスポシティに移動してバーチャルスポーツを楽しみます。まずはガンダムスクエアで記念撮影ですが、生徒たちの反応は特になし、第一作目の機動戦士ガンダムの放映は私が高校生の時ですから40年前、今や懐かしのヒーローとなってしまったのでしょうか。代わって生徒たちを笑顔したのはお昼ご飯、奈良を出発して5時間、今も昔もこれは変わりなく、高校生たちの世代はすぐにお腹が空きます。2015年に開業したエキスポシティですが、前身のエキスポランドの面影はどこにもありませんね。ガンダムと合わせて少し寂しさを感じます。

エネルギーを補充したところで、最後のイベント「VSPARK」に入場、昨年バンダイナムコグループがプロデュースして新たにオープンした最新バーチャルスポーツ体験施設です。「ヤバすぎスポーツ集結」とキャッチコピーは過激ですが、ほとんどのセクターが小学生以上可ですので、リアルのスポーツより安全性は高めです。隣には海遊館がプロデュースしてこれも新たにオープンした都市型水族館「生きているミュージアムニフレル」があり、どちらにするか迷っていたのですが、こちらにして正解だったようです。学校行事・活動ページ、ギャラリーのガッツポーズ写真をご覧ください。ただ、生徒たちの感想としてVR・バーチャルリアリティー感がもう少しほしいという意見も多くありました。「eスポーツ」という新しい分野のスポーツもありますのでこれから研究していきたいと思います。

バーチャルスポーツに挑戦
バーチャルスポーツに挑戦
Ready! Go!
Ready! Go!
疲れました(笑)
疲れました(笑)

一行は予定通り大和高田に無事帰着いたしました。次回は後期に実施の予定です。どのような行事になるかは、生徒たちに考えてもらいます。皆さんのアイデアを聞かせてください。ガッツポーズを含む写真は「学校行事・活動」ページのギャラリーにあります。最新の活動の様子は学院公式「Twitter」と「Facebook」で公開していますので、こちらもホームーページ同様よろしくお願いいたします。