学院の特長
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奈良甘樫高等学院を開校するにあたって決意したのは「生徒たちを学校に適応させない」ということでした。「学校を生徒たちに適応させよう」と考えたのです。実行には勇気を要しましたが、生徒たちは大いに応えてくれました。彼ら彼女たちは自由で平和なカラーを描いてくれました。同調圧力や集団圧力のない暖かで和やかなスクールカラーです。学院はとことん自由であり在校生も卒業生も教員も保護者の皆様も共にメンバーの一人として相互に尊重されるコミュニティ(共同体)である。学院は生徒たちが描いてくれたこの創立の理念や理想をこれからも大切にしていきます。
奈良甘樫高等学院は2016年(平成28年)に学院長と当時の保護者の皆様、教え子の高校生や大学生、先生方の広範な協力により設立されました。慶風高等学校との提携により高等学校(普通科)の卒業資格を取得できます。学校法人田原学園慶風高等学校(本校和歌山県・田原サヨ子校長)は地元からの強い要望を受け、2005年(平成17年)に開校した広域通信制の高等学校で、その優れた教育プログラムと生徒一人ひとりとの暖かい人間関係を重視する校風と先生方は、皆さんを力強くバックアップしてくれます。校名には「幸せの風が吹いてくるような学校に」との強い想いがこめられています。
奈良甘樫高等学院は通信制高校サポート校ですが、正式に認可された慶風高等学校の面接指導施設(スクーリング施設)であり、先生方は慶風高等学校の教員でもあります。したがって、和歌山県の慶風高等学校本校へ通学しなくてもすべての授業・スクーリングは奈良県大和高田市の奈良甘樫高等学院で受講することができます。体調面や登校に不安のある皆さん、学習障害や不安障害、起立性調節障害などに悩んでいる皆さんも安心してご入学ください。もちろん、慶風高等学校本校が行うスクーリングやワークショップに参加することにより、さらに充実したスクールライフとすることも可能です。
在宅学習・海外留学中心のプランから週5日登校のプランまで、あなただけのスタディプランを作成します。生徒たちの主体性や自立自律性を尊重、重視した大学生のようなスタディスタイルです。少人数・個別指導が中心ですので、中学校までの学習の遅れや他の生徒の視線、苦手教科を気にする必要はありません。指導経験豊富で多彩多才なベテランの先生方と生徒たちの先輩でもある、大学で最新の学問、研究成果を身につけた新進気鋭の若手卒業生教職員がスクラムを組んで、生徒一人ひとりの学力や学習ペースに合わせて「マンツーマン」「フェイストゥフェイス」で丁寧にサポートします。
高校卒業後のグランドデザイン、キャリアビジョンをどう描くのか?奈良甘樫高等学院ではこのテーマを学校活動・キャリア教育の根幹としています。これを実現するため、偏差値や試験の点数だけに頼らない、マッチングに基づく、キャリアプラン構築を主眼とした包括的な進路指導をキャリアデザインゼミとして実施しています。「三年後の自分」「四年後の自分」を見つける取り組みです。四年制大学・短期大学・専門学校等が行う、オープンキャンパスや見学説明会・研究室訪問には教員も同行、生徒たちや保護者の皆様と共に考えるプロセスとスタンスを大切にしています。
奈良甘樫高等学院は東に春の千本桜が美しい高田川、西に秋の紅葉が映える二上山と金剛葛城の山並みを望む、静かで落ち着いたロケーションにあります。生徒たちの居場所としての機能を十分考慮した、色彩効果やザイアンス効果など心理効果も設計思想に盛り込んだ、最新の多目的専用設計の明るい教室で、教職員席と生徒席の間に仕切りはありません。生徒たちが自ら主体的に考え、自身の言葉で語り、先生方と生徒たちが同じ時間と空間を共有することによって自然な形でコミュニケーション能力やディスカッション能力、知的能力の向上をはかります。学院では何事も、はじめに学校ありき、先生ありきではありません。
プロ演奏家による弦楽四重奏コンサート、博物館や美術館、遺跡や史跡、世界文化自然遺産を舞台に、日本古代史や古典文学の謎と魅力を探るフィールドワーク、活発な議論が展開されるプレゼンテーション、専門家講師を招いてのメディアリテラシー講演会や芸術体験学習など多彩な学校行事や特別講義も奈良甘樫高等学院の特長のひとつです。多様なプログラムの中から自由に選択して参加することができます。生徒たちからの提案や発言はいつでも大歓迎です。生徒たちの意志やパーソナリティが尊重され、学校行事やキャンパスライフに反映させていくことのできる学校であることを私たちは常に意識しています。