学院・通信制高校『 Q&A 』

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学院・通信制高校『よくあるご質問』FAQ

学校説明会・相談会や問い合わせフォーム、オープンキャンパスや個別相談で皆さんからお寄せいただいた、よくあるご質問と回答集をこのページに「Q&A」「FAQ」の形で掲載させていただきました。ご質問やお問い合わせはお電話またはホームページよりお気軽にお寄せください。最新の学校活動の情報は学院公式のツイッターやフェイスブック、ブログでも発信しております。

Question1
『全日制高校と通信制高校はどこが違うのですか?』

必須の授業時数(必ず受けなくてはならない授業時数)が違います。全日制高校の授業は4単位の「数学Ⅱ」ならば、1週間に4時間、年間140~160時間程度あります。一般的に欠席時数が出席すべき時数の3分の1を超えると、中間・期末試験が満点でも単位が認められません。これに対して通信制高校では年間に4時間となっています。その代わり通信制高校ではレポート課題の提出が必要です。レポート課題は自宅で作成しても登校して作成しても構いませんが、奈良甘樫高等学院では毎日授業を設定していますので、できる限り登校して先生に直接教わることをおすすめしています。この必須の授業のことをスクーリングと言います。

Question2
『進路は?大学進学はできるのですか?就職はどうですか?』

全日制高校と定時制高校、通信制高校の卒業資格に違いはありません。高等学校普通科の卒業資格です。当然四年制大学、短期大学、専門学校への進学または高卒新卒求人への応募、就職が可能です。奈良甘樫高等学院では進学を希望する生徒が多く進学90%・就職その他が10%程度となっています。進学先では四年制大学が約半数、短期大学・専門学校が約半数です。いずれも資格や免許、技術、アカデミックな学問性が伴う専門的な分野専攻への進学に特徴があります。また、専門学校に進学する生徒の半数以上がより高度な資格、免許を取得するため、三~四年制の専門学校に進学します。

Question3
『卒業生の進路実績は?大学進学実績は?偏差値は?』

進路は生徒自身が自ら決めます。私たちは手助けをするに過ぎませんが、進路研究にかける時間と労力は莫大です。結果、生徒たちは非常に強い動機と明確な目標を持って卒業していきます。どこへ進むのかではなく、何を目指すのか、そのための方法は何が最良かを考える材料や手段を整えるのが私たちの仕事です。「三年後の自分」「四年後の自分」をプランニングする。キャリアデザインゼミはこの理念に沿って運用しています。したがって、四年制大学、短期大学、専門学校、就職に優劣はありません。進路実績、進学実績も一切気にしません。生徒本位のベストマッチな進路キャリアプランを目指すのみです。

Question4
『他の高校に在籍中です、転学?編入?中学校からの入学は?』

新入学生(中学3年生と中学校卒業後、高校に進学されなかった方)・転入学生(現在、他の高校に在籍中の方)・編入学生(高校をすでに中退した方)何れの方も可能です。中学校3年生の入学願書受け付けは1月に開始します。入学試験は2月と3月にあります。他の高校に在籍している方はなるべく退学や中退をせずに転入学(転校)を考えてください。例えば、現在高校2年生で10月に転学をすれば、前籍校に1年半在籍していますので、同じ2年生に転入し、残り1年半で通算3年間となり卒業できます。転入学と編入学を希望される方の願書受け付け、入学試験は年間を通して随時行っています。まずはご相談ください。

Question5
『先生方はどんな方ですか?教員の人数は何人ですか?』

先生方は国公私立の各高等学校でキャリアを積んだベテラン教員が大半で、教職員は現在15名、教員経験は平均で30年を超えます。学習の遅れやコミュニケーションに不安がある方も多いと思いますが、とにかく、どならない、わめかない先生方です。学力や登校ペースにかなりの差があり、指導はなかなか大変ですが、皆さんさすがにベテランで経験豊富、すらすらと流れるように指導されます。進路指導も各校で教頭、進路指導主事、主幹教諭を歴任された先生方があらゆる角度から見てくれるので安心です。修士・博士号、海外勤務経験、プロアーティスト、多才で多彩な先生方と専門スタッフが皆さんを力強くバックアップします。

Question6
『カウンセリングや心理メンタルサポートの体制は?』

奈良甘樫高等学院ではベテラン養護教諭と卒業生スクールサポーターが生徒たちのメンタルサポートにあたっています。若手教職員である二名のスクールサポーターは普段はそれぞれ理系・文系のレポート作成のアシストや学習支援で生徒たちをバックアップしてくれますが、困った時には、同じ悩みで苦しい思いや辛い経験をした同志として、また、それらを乗り越えてきた頼もしい先輩として、大学や大学院で学んだ最新の臨床心理学や精神医学の知識・スキルを活用し、メンタル面での相談援助やカウンセリング、大学受験や就職試験にのぞむ三年生のフォローアップに親身真剣に取り組んでいます。2023年は卒業生の卒業論文や修士論文の研究に在校生が協力する活動も行いました。

Question7
『定期テストは年に何回?単位認定試験は難しいのですか?』

全日制高校は1~3学期の3学期制で、定期試験は年5回あるのが一般的ですが、通信制高校は学院も含めて、前期(4月~9月)後期(10月~3月)の2学期制をとっている学校が大多数を占めます。単位認定試験は前期末後期末にそれぞれ1回試験があります。大学と同じシステムです。年に2回で済むのなら楽そうですが、1回の試験の比重はその分重くなり、試験範囲も広くなります。もちろん赤点(不合格)もあり得ます。学年末成績(5段階評定)にも大きく影響しますので、奈良甘樫高等学院では試験前の対策授業や対策資料を充実させることで対応しています。ゆえに試験前になると学院は生徒たちで大いに賑わいます。

Question8
『学費・授業料以外に必要な費用はありますか?』

募集要項に記載された学費、授業料、納入金以外にお支払いいただく費用はありません。学費、授業料、納入金には提携校である慶風高等学校の学費・授業料や諸経費、教科書・問題集代、特別講義、キャリア進路研究授業、古典読書会などで使用するテキスト・教材費、学校行事・活動費(校外学習やコンサート等)例えばUSJのスタジオパスや海遊館の入場入園券代金、美術館・博物館の観覧料・拝観料などがすべて含まれます。また、体育実技で使用する卓球、テニス、フットサルなどのラケット・ボール、調理実習の食材や食器・器具類もすべて学校が準備します。もちろん、補習費や卒業に関わる経費もありません。

Question9
『通信制高校と学習センターやサポート校の違いは?』

通信制高校の授業・スクーリングが行える、面接指導施設(スクーリング施設)の認可を受けるためには、法令に基づき、高等学校の教室に準じる厳しい基準(立地条件、専有面積、施設設備、教育プログラム、有効な教員免許状を保持した教職員の数や質など)をクリアする必要がありますが、奈良甘樫高等学院はすべての基準を満たしており、文部科学省、和歌山県が実施する実地調査も受けております。このため、高等学校の業務、授業・スクーリング、単位認定試験を実施することができない一般的なサポート校とは異なりますが、創立の理念、気風を伝えるため校名表記は敢て創立時の奈良甘樫高等学院・慶風高等学校奈良サポート校のままとしています。

Question10
『単位制高校とは?通信制高校に留年はないのですか?』

単位制高等学校は、学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる高等学校です。1988年度(昭和63年度)から定時制・通信制課程において導入され、1993年度(平成5年度)からは全日制課程においても設置が可能となっています。一般的な全日制高校では学年制が導入されており、一年ごとに取得する単位が決められています。出席日数が足りなかったり、成績が一定の基準を満たしていなかったりして、単位をひとつでも落とすと留年(原級留置)となり同じ学年をもう一度やり直さなければなりません。このため単位制高校・通信制高校には留年がないと言われますが、修得できなかった必須単位は卒業までに再履修する必要があります。

Question11
『大阪府・三重県在住ですが入学や転入学はできますか?』

学院の生徒たちは、中和地域の大和高田市、香芝市、葛城市、広陵町、橿原市を中心に、隣接する御所市、桜井市、上牧町、斑鳩町、北は奈良市、大和郡山市、生駒市、田原本町から南は大淀町、宇陀市、五條市、高取町、明日香村に至る、奈良県下全域から集まっています。2019年度からは大阪府、京都府、三重県出身の生徒たち、2022年度には和歌山県出身の生徒も加わり、通学圏は近畿二府三県に広がりました。入学や転編入学に都道府県や地域の制限はありませんので、生徒の多様性を歓迎する学院としては、むしろ他府県出身者にも加わってもらい、学院を盛り上げていただきたいと考えています。ウエルカムです!また、提携校である慶風高等学校も広域通信制高校ですので、全国どこからでも入学できます。

Question12
『どのような学校行事やイベントがありますか?』

プロ野球観戦、バーチャルスポーツ、プロ演奏家によるコンサートなど多彩で多様な学校行事も学院の大きな特長です。博物館や美術館、遺跡史跡を利用したフィールドワーク型の行事もよく行います。主な学校行事はまず3年生の意見を聞き、1・2年生とも相談して決めていきます。OB・OGが企画実施に参加することもしばしばあります。したがって、来年度の学校行事や活動は今のところ未定です。皆さんと一緒に考えていきます。学院では何事もはじめに学校ありき、先生ありきではありません。コロナ禍により校外や遠隔地で実施する学校行事・活動は縮小を余儀なくされましたが、校内や教室で実施できる「古典読書会」や「映画になったベストセラー」などの取り組みを新たに開始、コロナ禍でもできることがある!の気概で生徒たちと共に企画立案に臨んでいます。

Question13
『校則はありますか?服装やスマートフォンの規定は?』

学院の方針は卒業時に即学生として通用する意識行動ができることです。したがって、服装は自由、スマートフォンの使用やアルバイト、運転免許の取得などにも制限は設けていません。学院は自由であり、生徒たちの主体性・自立自律性をなにより重んじます。もちろん、TPOに応じた服装やスーツの着こなし、ネットリテラシーなどは大人として必要な常識としてきちんと教えます。2022年4月には一部改正された民法が施行され、明治9年の太政官布告以来140年ぶりに、成年(成人)年齢が20歳から18歳に引き下げられました。高校卒業=大人としての意識行動ができることは、これからの社会のスタンダードです。

Question14
『近鉄やJRの通学定期券は使えますか?学割はありますか?』

JRと奈良交通バスは通学定期券が使えます。近鉄とJRは通学回数券が使えます。割引率は通学定期券・通学回数券ともに5割です。通学定期券は毎日登校する場合はお得ですが、登校日数が少ない場合は通学回数券の方が有利です。通学回数券は11枚綴りで、登下校時に一枚づつ切り取って利用します。生駒市から通学している生徒は、王寺駅までは近鉄生駒線の回数券を、王寺駅からJR高田駅まではJR和歌山線の回数券を利用しています。その他の学割も他の高校と変わりなく使えます。自家用車での登下校の送迎や三者懇談時には学院建屋(豊富ビル)東側の無料駐車場をご利用ください。空いている駐車スペースはどこでも使えます。もちろん、自転車用の屋根付き駐輪場もあります。

Question15
『フリースクールや中等部を開設する予定はありませんか?』

もう一年あれば、中等部は魅力的です。学習指導要領に縛られない自由な教育、フリースクールは更に魅力的です。奈良甘樫高等学院では生徒たちの学習環境の整備充実に力を注ぎ、文部科学省が定める通信制高校の新基準「80名の生徒に対して1名の教職員」は言うに及ばず、高等学校全日制普通科の配置基準「3クラス105名の生徒に対して校長、養護教諭、事務職員を含む11名の教職員」を上回る「90名の生徒に対して、特別支援教育、管理職の経験者、SC・SSW に準ずる専門スタッフを含む15名の教職員」が教育活動に邁進していますが、それでも手不足を感じています。現在は同一教科に複数の教員を配置し、生徒たちが教員を自由に選択でできる、ダイバーシティ対応システムを構築中ですが、何事も「言うは易く行うは難し」を実感しております。この様な現況でありますので、中等部やフリースクールの開設は今しばらくお待ちください。

Question16
『ノートパソコンやタブレット PC は必要ですか?』

入学時や転学時に急いで購入していただく必要はありません。在学中は学校備付けのパソコンを共有して使用します。もちろん現在お使いのノートパソコンやタブレットを持ち込んで利用していただくことはまったく問題ありません。本音を言うと高校生時代に ICT 機器に馴染んでおくことがより望ましいと考えますが、家計負担を勘案し、躊躇しているのが現状です。しかし、大学や専門学校では入学時に所定スペック以上のノートパソコン購入がほぼ義務化されていますので、いずれ必要になるものとお考えください。特に理工学部や建築学部など理系・技術系の学校では、3D プリンターや 3DCAD を使用するため、ハイエンドに近い、高価な機種が必要です。

Question17
『オンライン授業やネット学習への対応は?』

対面でのコミュニケーションを大切にしている学院ですが、機器の導入とシステムの構築に努め、マイクロソフト社のインターネット会議システム・スカイプや Zoom ビデオコミュニケーションズ社・ズームを利用したオンライン授業・スクーリングが可能になりました。現在は教室での対面授業・スクーリングと並行してオンライン・リアルタイムでの質疑応答やレポートの解説などを行っています。海外へ留学中の卒業生とも連絡を取り合っていますので、三か国を結んだネット会議なども企画していきたいと思います。また、大学入試の出願や入学手続きに、受験ポータルサイト UCARO などを利用する大学が急増し、ネットの重要性がより高まっている状況を踏まえ、ネットリテラシー教育にも力を注ぎたいと考えています。新型コロナウイルス流行には閉口しましたが、禍を転じて福と為すの心掛けで、更なる ICT の活用を進めていきます。

Question18
『私も卒業できるでしょうか?』

創立2016年度(平成28年度)の「第1期卒業生」から2022年度(令和4年度)の「第7期卒業生」まで全員そろって元気に卒業しました。単位を落とした生徒もいません。安心してください。「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」(王仁博士)

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